颯爽退勤日記

日々の考えごととか、ねことの日常とか

人に教えるということ

同居人は私よりも社会人経験が長くそろそろ働いて4年か5年なので、チームの中でも後輩を育てるポジションにある。そんな中、最近中途入社してきた方とあまりウマが合わないらしい。その方に仕事を引き継ぐ立場にあるらしいのだが、言い方は悪いが彼女曰く理解力がないらしい。それなのに理解したと言って、全くトンチンカンなことをしてしまうとのこと。

引き継ぎ期間が1ヶ月ほどあったのだが、結構な頻度で愚痴というか教えることの辛さをお風呂の中で聞いていた。

分かってないことをわかったということも確かに厳しいが、それ以上に学ぼうという気概が見えないらしい。 知識を教える方が簡単で、熱量を共有することは本当に難しいと思う。

そもそも教えることは難しい。 自分でやれば早いこと、自分なら気付くこと、自分だからやれること、そんなことを他人に教えるのは難しいことだなあと改めて思ったりする。

塾でアルバイトしていたことを思い出す。私は自慢するわけじゃないが、まあそれなりに頭がいいと言われる部類だった。県内有数の進学校の中でも上位1/3には入っていた。 大学生になって塾のチューターをしていたが、地元の塾のためその塾に通う子たちは私の高校よりは偏差値は下の子が多い。 チューターなので質問を受けることが多いのだが、やはり頭がいい子に教えるのは簡単で自分が教えること。簡単に理解してくれる。前提としている知識が共有できていると話が早いのだ。しかしながら、教えるために必要な前提知識が共有されていないと、教えたとしても理解されない。そしてなぜその子が理解できないのかもわからない。あの時の苦労をふと思い出した。

教えるのは難しい。私もあと数年すればマネージャー的立ち位置になるのかな。まあなれるかは置いておくとして、自分だったらどのように向き合うかな、と考えさせられた。

同居人は裏表なく仕事の嬉しいことやストレスなことを吐露してくれるので、聞いているだけで気持ちいい。真面目すぎるところはあるが、確実に頭は良いし、人を見る力もあると思っているので、マネージャー目指して頑張ってくれ〜。陰ながら応援しています。

どうでもいいけど、ちいかわの一番くじを2つだけ引いたらA賞が当たった。こんなとこで運を使わないで欲しい。